山口県下関市にて、戸建住宅の外壁・屋根塗装をご依頼いただきました。
今回施工のW様邸は直線的で美しいキューブ型のお住まいです。深みのあるネイビーと都会的なブラックを大胆に組み合わせた、非常にハイセンスでモダンなデザイナーズ住宅に仕上がりました。
黒や紺といったダークカラーは、スタイリッシュで格好いい反面、紫外線の影響による色褪せが目立ちやすいという特徴があります。
そこで、現在の周囲の目を引く鮮やかでクールな美しさをこの先もずっと維持できるよう、紫外線に非常に強く、色褪せを徹底的に防ぐ超高耐候・高性能なプランをご提案させていただきました。
ビフォーアフター
Before(施工前)

After(施工後)

施工情報
| 施工場所 | 山口県下関市 |
| 工事内容 | 外壁・屋根塗装工事 |
| 外壁材 屋根材 | サイディングボード ガルバリウム |
| 外壁使用塗料 屋根使用塗料 | リファインMF/チャコール・マウンテンブルー リファインMF/チャコール |
| 工事期間 | 20日間 |
| 工事完了月 | 2025年3月 |
| 保証年数 | 10年 |
高圧洗浄



美しく強靭な塗膜を作るための絶対条件が、この高圧洗浄による下地処理です。
まずは紫外線や風雨に毎日晒されている屋根の頑固な汚れや、湿気でカビやすい軒天まで、上から順に徹底的に洗い流していきます。
今回のサイデイングボード外壁は、ザラザラとした立体的なデザインサイディングです。こうした細かな凹凸が多い壁は、表面に細かな汚れや、古い塗膜が非常に溜まりやすい特徴があります。これらが少しでも残っていると塗料が浮いてしまうため、ペイント官兵衛の職人はサイディングを傷つけない絶妙な水圧に調整しながら、微細な凹凸の隙間に入り込んだ不純物を完全に洗い流します。
目地(外壁)施工


サイディング外壁の寿命を大きく左右するのが、ボードとボードの隙間を埋める目地(シーリング)の打ち替え作業です。ただ新しい防水材を詰めれば良いというわけではありません。
今回は古いシーリングを完全に撤去した後、目地の奥に溜まった細かなゴミや古いシーリングの破片を刷毛で徹底的に掃き出す目地清掃を念入りに行いました。どんなに良いシーリング材を使っても、この溝の中に少しでもゴミが残っていると、数年で外壁からペリペリと剥がれる原因になってしまうからです。
清掃後は、接着剤となるプライマーを均一に塗り込み、新しいシーリング材を奥まで隙間なく充填していきます。今回のザラザラとした凹凸の深いサイディングの断面にも1ミリの隙間なく密着させ、気泡を残さず平滑に均すことで、雨水の侵入や建物の揺れを長期間にわたって吸収する強固な目地へと生まれ変わりました。
目地(サッシ周り)施工



外壁塗装における雨漏り防止の要となるのが、窓サッシ周りのシーリング施工です。窓の四隅やサッシのキワは最も雨水が侵入しやすい場所ですが、ここは無理に古い防水材をカッターでくり抜くと、内部の重要な防水シートを傷つけて雨漏りを引き起こすリスクがあります。そのため、今回は安全かつ確実に防水性を高める打ち増し工法を採用しました。
サッシと外壁の双方に防水材を密着させるため、専用プライマーを小さな筆でムラなく塗り込みます。その後、隙間の奥深くまでたっぷりと新しいシーリング材を充填していきます。
仕上げのヘラ押さえでは、ザラザラとした凹凸の深いサイディングと、真っ直ぐなアルミサッシの境界線をヘラで均一に押し込んでいきます。職人の絶妙な角度で余分な空気を押し出し、十分な厚みを持たせて完全に密閉することで、お住まいを雨漏りから守る強固な防水層が完成します。
外壁施工


外壁塗装の寿命は、仕上げ塗料を塗る前の下塗りで決まります。特に今回のザラザラとした立体的なサイディングは、経年によって塗料を吸い込みやすい状態になっているため、あえて下塗りを2回行い、強靭な土台を作り上げます。
1回目の下塗りでは、サイディングの素材自体に奥深くまでガッチリ染み込ませる透明な下地材を塗布します。これは傷んだ外壁材の内側を補強し、スカスカになった壁に仕上げ塗料をガッチリ結びつける強力な接着剤の役割を果たします。
そして、しっかりと乾燥させた後に2回目の下塗りを行います。今度は白い肉厚な下地調整材を贅沢に重ねることで、サイディングの深い凹凸の表面をなめらかに整え、細かなひび割れを完全に埋めていきます。下塗りを透明から白へ塗り重ねることで、これから塗るネイビーやブラックといったダークカラーの塗料が驚くほど色鮮やかで色ムラのない美しい壁へと仕上がります。


2回の下塗りで真っ白に整えた強靭な土台の上に、いよいよお選びいただいたネイビーを重ねていきます。
まずは3層目となる中塗りです。ここでの目的は、サイディングの凹凸に負けない均一な膜の厚みを確保することです。真っ白な下地が1ミリも透けて見えなくなるよう、職人がローラーを縦横にじっくりと走らせ、肉厚で強靭な塗膜を作っていきます。
そして、完全に乾燥させた後に最終工程の上塗りを行います。黒や紺などのダークカラーは紫外線による色褪せが心配されやすいですが、こうして計4層の完璧な厚みを形成することで、塗料が持つ本来の耐久性と超低汚染性が120%引き出されます。
軒天施工


屋根の下側にあたる軒天は、直接雨が当たらないものの、建物内部から上昇してくる湿気や熱気が最も溜まりやすい場所です。デリケートな部分だからこそ、ここでも手抜きのない2工程で仕上げていきます。
まずは下塗りです。湿気を吸い込みやすい軒天のボード素材に対して、専用の下塗り材をムラなく均一に転がしていきます。こうして真っさらにリセットされた強靭な土台を作ることで、次に塗る仕上げ塗料の吸い込みを防ぎ、剥がれにくい平滑な膜を作る準備が整います。
下塗りが完全に乾いたら、上塗りに入ります。使用するのは、湿気を外へ逃がす透湿性と、高い防カビ性を兼ね備えた軒天専用の塗料です。今回のお住まいのようなスタイリッシュなダークカラーの外壁において、軒天を明るくクリアに仕上げることは、お家全体の輪郭をシャープに見せ、モダンなデザイン性をより一層引き立てる重要な役割を担っています。
付帯部施工



外壁塗装の美しさと完成度を最終的に決めるのは、雨樋をはじめとする付帯部の仕上がりです。特に塩化ビニル製の雨樋は、直射日光の紫外線を浴び続けることで徐々に硬化し、弾力性を失ってバキッと割れやすくなる繊細な部材です。
まずは研磨布を使用し、手作業で優しく擦るケレン処理を行います。目に見えない細かな傷を作ることで、ツルツルとした雨樋に塗料がガッチリと食い込むための強靭な土台が整います。
ミニローラーを使用し、細かいところまで色ムラなく肉厚な塗膜を形成しました。ネイビーとブラックで構成されスタイリッシュな外観において、艶やかに蘇った雨樋のラインがお家全体の美観をグッと引き締め、洗練されたモダンスタイルをより一層際立たせます。
水切り施工



外壁と基礎の境界線にある水切り板金の塗装を行います。水切りはその名の通り、外壁を伝って落ちてきた雨水が基礎の内部に侵入するのを防ぎ、お家を雨漏りや湿気から守るという非常に重要な役割を持った金属パーツです。
ここは雨水がダイレクトに触れ、水滴が溜まりやすい過酷な場所だからこそ、まずはサビの発生を徹底的に防ぐために、下塗りとしてサビ止め専用塗料を細かな部分まで隙間なく塗り込んでいきます。金属の腐食を根元からブロックするための大切な工程です。
錆止めの層が完全に乾いた後、さらに高耐候性の仕上げ塗料を2回重ねて頑固なバリアを形成します。職人の手によってわずかな塗りムラも残さず平滑に仕上げられた水切り板金は、サビへの耐久性が高まります。
施行完了

すべての工程が、職人の妥協なき手仕事によって美しく完了いたしました!
ベースカラーであるチャコールと、縦のラインを強調する気品に満ちたネイビーが絶妙に調和し、お施主様のこだわりが光る、どこから見てもハイセンスでスタイリッシュな佇まいへと生まれ変わりました。
気にされやすいダークカラーの色褪せに対しても、贅沢な4層塗りによる強固な保護バリアを形成したため、これから先も周囲の目を引く鮮やかでクールな輝きを長期間にわたって守り続けます。美観・耐久性ともに、まさに新築以上の仕上がりです。
今回の外壁塗装には、私たちの確かな技術と自信の証として「10年間の施工保証」をお付けしております。塗って終わりではなく、ここからが本当の長いお付き合いの始まりです。
W様、この度は大切な大切なお住まいの塗装をペイント官兵衛にお任せいただき、本当にありがとうございました!







