皆さん、こんにちは!ペイント官兵衛です。
梅雨の時期は雨が続くと作業が進まず、スケジュール管理が大変な季節でもあります。しかし、ただ手をこまねいているわけではありません。雨の合間の貴重な晴れ間や、天候の影響を受けにくい箇所を見極めながら、一歩一歩確実に現場を進めています。
本日は下関市の現場にて、スレート屋根(コロニアル)の塗装において極めて重要な「縁切り(えんきり)」という工程をお届けします。

今回使用するのは、屋根材の隙間に差し込んで適切な空間を確保するための「タスペーサー」と呼ばれる専用の小さな部材です。
一見すると、屋根を塗装するときは隙間なくきれいに塗り潰した方が良いように思えるかもしれません。しかし、コロニアルの屋根材同士が重なる隙間を塗料で完全に塞いでしまうと、実は非常に危険な状態を招きます。屋根の隙間は、入り込んだ雨水や内部で発生した結露を外に逃がすための大切な通り道だからです。
もしここを塗料で密閉してしまうと、逃げ場を失った水分が屋根材の裏側に溜まり続け、やがて屋根の木の下地を腐らせて深刻な雨漏りを引き起こす原因になります。お家を守るための塗装が、逆に雨漏りを引き起こすという最悪の未来を防ぐために、この縁切りは絶対に欠かせない作業です。

職人は、屋根材の隙間一つひとつに手作業でタスペーサーを差し込んでいきます。薄いスレートの重なりにカチッと工具をあてがい、絶妙な力加減で部材を滑り込ませると、わずか数ミリの確かな「隙間」が生まれます。

この数ミリの隙間が、雨水をスムーズに排出するための頑丈な道となり、塗装後もお家が健全に息を吸って吐くための通気口の役割を果たします。単に塗料を塗るだけでなく、屋根としての機能を10年、20年と正常に維持させるためのプロとしてのこだわりが、この小さな部材一つひとつを挿入する手元に込められています。

私たちがこうした見えない下準備に徹底してこだわるのは、お客様がこれから先も長く安心して暮らせる住まいをお届けしたいからです。外見の美しさだけを取り繕うのではなく、お家の寿命を本当に延ばすための誠実な施工を、これからも一歩一歩積み重ねてまいります。
ご相談、お家診断、お見積りすべて無料です。
下関市・近郊エリアで塗装をお考えの方はペイント官兵衛にお問い合わせください。







