本日は、下関市のお客様宅にておこなった屋根塗装の要中の要、「下塗り(したぬり)」の工程をじっくりとお届けします。
「塗装って、好きな色をそのままバシャバシャ塗るんじゃないの?」と思われるかもしれません。でも、いきなり色のついた仕上げ塗料を塗るのは絶対にNG!その前におこなうこの地味な下塗りのクオリティこそが、10年後もお家が美しくいられるかどうかの運命を握っているんです。
今回お預かりしたスレート屋根は、長年の直射日光によって完全に防水膜が切れ、カラカラに乾ききった状態でした。例えるなら、極度の日焼けをして水分を失った「超乾燥肌」のような状態です 😌
もし、このカサカサの瓦にいきなり主役の仕上げ塗料を塗ってしまったらどうなるか。
乾ききった瓦が塗料の水分や油分をスポンジのように激しく吸い込んでしまい、表面が色ムラだらけになってしまいます。それだけでなく、塗料が瓦にうまく密着できず、数年が経ったときにポロポロとクラッカーのように剥がれ落ちてしまう深刻なリスクを伴うのです。リフォームしたばかりなのに、数年でそんなことになったら悲しすぎますよね。
そこで投入するのが、次に塗る本塗りの塗料を屋根とガッチリ結びつけるための下塗り材(シーラー=塗料とお家を組ませる『超強力な接着剤』)です ☺️
職人はローラーにこの下塗り材をたっぷりと染み込ませ、一段ずつ、一網ずつ丁寧に屋根に這わせていきます。カサカサだった瓦の奥深くまでこの液体がぐんぐんと染み込んでいき、吸い込みがピタッと止まるまで何度も状態を見極めながら重ねていきます。ローラーを転がすたびに、白っぽく乾燥していた屋根がしっとりとした濡れ色に変わり、膜に厚みが戻っていく。この手元の感覚を研ぎ澄ませ、完全に均一な土台を作り上げることこそが、熟練職人の腕の見せ所です。


この下塗りがしっかり乾くことで、初めて屋根の表面に頑丈なシールドが張られ、下関の厳しい塩害や紫外線に10年先まで耐え抜く本塗りの性能を100%引き出すことができます。
普段は見えない屋根の上、しかも後からは隠れてしまう下塗りの工程。だからこそ、私たちは1ミリの妥協もなく、お施主様の未来の安心のために命をかけて仕上げます 😎
ご相談、お家診断、お見積りすべて無料です。
下関市・近郊エリアで塗装をお考えの方はペイント官兵衛にお問い合わせください。







