山口県下関市にて、戸建住宅の外壁塗装をご依頼いただきました。 今回施工のY様邸は、風格のある寄棟の屋根と、前面に広がる大きなベランダが印象的な、どっしりとした重厚感と温かみのある素敵な佇まいのお住まいです。
今回はお家の節目となる築30年の大切なメンテナンスとしてご相談をいただきました。築30年を迎えるお住まいは、外観の色褪せだけでなく、長年の風雨によって外壁や屋根材自体の防水性が低下し、雨水を吸い込みやすくなっているサインのチョーキングやひび割れが出やすい時期でもあります。
そこで、これまでの30年でお家に蓄積されたダメージを一度完全にリセットし、この先も長く安心して健やかに暮らしていただけるよう、建物の防水性を極限まで高め、雨漏りや構造の劣化を徹底的に防ぐ超高耐候・防水バリアプランをご提案させていただきました。
ビフォーアフター
Before(施工前)

After(施工後)

施工情報
| 施工場所 | 山口県下関市 |
| 工事内容 | 外壁塗装工事 |
| 外壁材 | サイディングボード |
| 外壁使用塗料 | リファインMF/チーノ |
| 工事期間 | 14日間 |
| 工事完了月 | 2025年3月 |
| 保証年数 | 10年 |
高圧洗浄

外壁塗装の仕上がりを左右する工程が、高圧洗浄です。
今回ご依頼いただいたY様邸は、築30年の節目を迎えた大切なお住まいです。一見するときれいに見えても、四角いブロック調のサイディングにある格子状の溝には、長年お家を守ってきた中で蓄積した砂ホコリや、古くなって粉っぽくなった古い塗料が隠れています。
泥やホコリがついた場所に新しいシールをそのまま貼ってもすぐにペリッと剥がれてしまいますよね。塗料も一緒で、塗料を外壁に密着させるには、まず土台をピカピカに掃除する必要があります。
ペイント官兵衛の職人は、格子状の細かな溝の奥深くまで強力な水圧を行き届かせ、長年の汚れを根こそぎ丁寧に洗い流します。外壁の素材そのものの状態にまでまっさらに戻すことで、これから塗る塗料がガッチリと長持ちする最高の土台が完成します。
目地(外壁)施工



古いシーリングを除去していきます。
目地に入っているシーリング材は、雨水の侵入を防ぐ防水ゴムの役割を果たしています。しかし、長年が経つと徐々に硬化して隙間ができてしまうため、今回は古いシーリングを一度すべて取り除く打ち替えを行います。 職人はカッターを使う際、大切な外壁材の断面を傷つけないよう刃の角度に細心の注意を払いながら、縦・横の古いシーリングを一本ずつ手作業でキレイに剥ぎ取っていきます。さらに、溝の底に残った細かな削りカスまでブラシで徹底的に掃除します。ここで古い残りカスが少しでも混ざると、新しいシーリングがうまくくっつかずに剥がれる原因になるからです。
空っぽになった溝へ、新しい防水材をガッチリ密着させるための専用プライマーを塗り込み、弾力性のある新しいシーリングを隙間なくたっぷりと充填します。最後にヘラで均一に押し込んで整え、お家を水から守る完璧な防水層が復活しました。
外壁施工



高圧洗浄と目地の補修を終えた外壁に、いよいよ3層にわたる丁寧な塗装を施していきます。
まずは1層目の下塗りです。長年がんばってきた外壁材は、雨水を吸い込みやすくなっています。ここに透明な下地材をたっぷりと染み込ませて内側から補強し、外壁と仕上げ塗料をガッチリ結びつける接着剤のような役割を持たせます。この下塗りが、塗装全体の寿命をグッと引き上げる重要な土台となります。
下塗りがしっかり乾いたら、いよいよお家の顔となる色を乗せる中塗りと、最後の仕上げである上塗りを重ねます。同じ高品質な塗料を2回、均一な厚みで塗り重ねることで、ムラのない深く美しい発色が生まれます。
長年お家を守ってきたサイディングの表面に、肉厚で強固なバリアが形成され、新築時のような気品ある温かみ豊かな外観がよみがえりました。
軒天施工


屋根の下側にある軒天は、お家にとっての傘の裏側のような場所です。直接雨が当たることはありませんが、実は地面やバルコニーから上がってくる湿気がとても溜まりやすいデリケートな部分です。
今回のY様邸の軒天は、表面に細かな凹凸模様があるのが特徴です。こうした立体的な天井は、隙間に湿気が残りやすいため、今回は透湿性と防カビ性に優れた専用塗料を使い、上塗りを2度塗りでしっかりと重ねて守りを固めていきます。
付帯部施工



外壁以外の細かなパーツである付帯部の塗装は、お家の寿命と美しさを長持ちさせるために欠かせない工程です。今回は雨樋や鼻隠し、シャッターボックスを同時に施工しました。
これらのパーツはプラスチックや鉄など、場所によって全く異なる素材が使われています。そのためペイント官兵衛では、それぞれの素材に合わせた専用の下塗り材を、細かなところまでしっかりとハケで塗り込んでいきます。この下塗りは、元の色やサビをしっかりと覆い隠し、次に塗る仕上げの黒い塗料をピタッと密着させるための接着剤の役割を果たします。
下塗りが完了した後は、真っ黒な仕上げ塗料を塗り重ね、色ムラのない艶やかな光沢を放つ美しい仕上がりになりました。優しいベージュ系の外壁のまわりに、ビシッと黒いラインが通ることで、お家全体の輪郭がグッと引き締まり、メリハリのある洗練された佇まいへと生まれ変わりました。
笠木施工




ベランダの手すりのてっぺんにある金属のフタである笠木の交換工事を行いました。
この笠木はお家の中でも特に雨風がダイレクトに当たるため、最も雨漏りの原因になりやすい要注意ポイントです。笠木が歪んだり古くなったりすると、隙間から中に水が入り込んでしまうので、古い笠木を一度すべて取り外しました。
笠木を外した土台部分へ、まずは水を通さない防水下地を新しく設置し、最後に新調したピカピカの黒い笠木板金を隙間なくかぶせて固定します。
ただ取り替えるだけでなくなく、内部の防水性まで新築同様に生まれ変わらせることで、この先もずっと雨漏りの心配がない安心のお住まいへと仕上がりました。
施行完了

すべての工程が、職人の妥協なき手仕事によって美しく完了いたしました!
気品あふれる上品なベージュ系の外壁に、雨樋や新調した笠木板金の黒が美しいアクセントとなり、お家全体のシルエットがカチッと引き締まった、重厚感と温かみあふれる素晴らしい佇まいへと生まれ変わりました。
表面の美しさはもちろんのこと、今回はお家のこれまでの歩みに合わせて、外壁の防水性能を3層にわたる丁寧な塗装で完全に復元。さらに雨漏りの原因になりやすいバルコニーの笠木まで内部の防水下地から丸ごと新品へと交換したため、これから先も長く、雨風に負けない強固な保護バリアがお住まいをガッチリと守り続けます。美観・耐久性ともに、まさに大満足の仕上がりです。
今回の外壁塗装には、私たちの確かな技術と自信の証として「10年間の施工保証」をお付けしております。塗って終わりではなく、ここからが本当の長いお付き合いの始まりです。
Y様、この度は切実なお住まいのメンテナンスをペイント官兵衛にお任せいただき、本当にありがとうございました!







