山口県下関市にて、外壁・屋根塗装工事を行いました。
今回の外壁には、優れた耐候性と汚れにくさが特徴の「リファインMF」を使用し、メインカラーにはやわらかな印象のライトラテを採用。アクセント部分には、多彩なチップの吹き付けによって天然石のような立体感を表現できる「グラナートSP」のホルンフェルスを使用しました。
屋根には高い遮熱性を持つ「スーパーシャネツサーモSi」の人気色、キャビアブラウンを採用しています。落ち着いた色合いでありながら、単調にならない、上品で存在感のある外観へと生まれ変わりました。
超低汚染・高耐候性・高遮熱性など、大切なお住いをあらゆる影響から守り、ご家族の暮らしに安心をプラスするお住まいに仕上げた施工事例です。
ビフォーアフター
施工前(Before)

施工後(After)

施工情報
| 施工場所 | 山口県下関市 |
| 工事内容 | 外壁・屋根塗装工事 |
| 外壁材 | サイディングボード |
| 外壁使用塗料 | リファインMF 【ライトラテ】 グラナートSP 【ホルンフェルス】 |
| 屋根材 | コロニアル |
| 屋根使用塗料 | スーパーシャネツサーモSI 【キャビアブラウン】 |
| 工事期間 | 16日間 |
| 工事完了月 | 2022年9月 |
| 保証年数 | 屋根/外壁 10年間 |
足場組立て・シート張り


外壁塗装の工程はこの足場組立てから始まります。時々、見積りをご覧になられたお客様から「足場を組まずに塗装とすることは出来ませんか?」とご質問をいただくことがあります。外壁塗装の際、職人は15㎏以上の塗料缶を片手に持ち作業することもあります。そのような作業を高所で脚立だけで行うのは非常に危険です。高い場所まで安全に移動し、安定した姿勢で作業するためには足場が必要不可欠です。また、法的にも一定の高さ以上での作業には、作業床や手すりを設け転落を防止する措置が義務づけられています。職人が安全に作業できることは、塗装のクオリティにも直結します。足場代を抑え安く施工が出来る、と語る塗装業者には逆に注意が必要です。足場の設置時はお車等の移動をお願いする場合があります。また、組み立てや解体の際は大きな音が出るため、営業担当が近隣住民の方へあらかじめご挨拶に伺わせていただきます。
足場の設置が完了したら、建物を囲うようにメッシュシートを張ります。風通しや採光面で施工中は不便に感じられる方も多いメッシュシートですが、塗装中に発生する塗料の飛散を抑えるほか、高圧洗浄時の水や汚れが周囲へ飛び散るのを防ぐ役割があります。特に住宅が隣接している場合は、近隣のお住まいや車などへの影響をできるだけ抑えるためにも大切な設備です。
高圧洗浄





外壁に付着したホコリ・排気ガス汚れ・カビ・苔などを高圧の水で丁寧に洗い流し、塗装に適した清潔な下地を整えます。汚れを残すと塗料の密着が低下するため、目地やサッシ周りなど細かい部分までしっかり洗浄し、長持ちする塗装の基礎をつくります。ただ強い水圧で丸洗いすればよいわけではなく、材質や劣化具合により微調整しながら進めていきます。塗装箇所以外の洗浄も行い、お家全体を綺麗にしていきます。洗浄後は乾燥させるため、1日程度置いて塗装作業を開始します。
養生


塗料を塗る前に「養生」という作業を行います。養生とは、塗装しない部分に塗料が付かないよう、ビニールシートや養生テープなどで保護する作業です。窓やドア、室外機や給湯設備などもしっかりと保護します。塗装する場所としない場所の境目をきれいに整えることは、仕上がりの美しさにもつながります。特に窓まわりなどは、テープの貼り方や位置によって仕上がりが変わるため、塗装作業に入る前の重要な工程です。
「塗る作業」だけでなく、「塗らない場所をきれいに守ること」も外壁塗装の重要な任務です。
屋根塗装 施工
棟板金


屋根の棟板金部分に下地処理を実施します。ケレン作業を行い、手作業で丁寧にサビや劣化した旧塗膜を落としていきます次に錆止めを塗装します。金属部は錆びが再発しやすいため、防錆効果のある塗料で保護していきます。この工程には錆を防ぐ目的はもちろんのこと、発生してしまっている錆びの進行を食い止める効果もあります。大まかな施工の流れは同じでも、今回のケースのように劣化の状況によって錆止めを2回繰り返すこともあります。
屋根下塗り・タスペーサー挿入


屋根の下塗りを実施します。使用する下塗り材は、アステック社の「サーモテックシーラー」です。下地への浸透性や固着性の高さと共に、高い遮熱性が特徴です。機能性のある下塗り剤で、近年の厳しい太陽光から屋根を守っていきます。
コロニアルの屋根は、塗装によって屋根材同士の隙間が塗料で塞がれると、雨水の排出が妨げられ、内部に水分が滞留する原因となります。タスペーサーは屋根材の重なり部分に適切な隙間を確保し、雨水や湿気を正常に排出するための部材です。挿入することで下地材の腐食、雨漏りのリスクを防ぎ、屋根全体の耐久性を大きく向上させます。
屋根塗装 中塗り・上塗り


今回使用する塗料はアステック社の「スーパーシャネツサーモSi」お色は【キャビアブラウン】です。
この塗料の素晴らしさは、なんといってもその高い遮熱性にあります。一般的な黒色非遮熱塗料の日射反射率が平均約6%前後なのに対し、スーパーシャネツサーモは約46%の日射反射率を誇ります。『チタン複合特殊無機顔料』の使用により、温度上昇の原因となる近赤外線を効果的に跳ね返す塗膜を形成します。また耐久性や変色防止性でも高い耐用年数を誇るため、光熱費やメンテナンス費用の節約につながります。
この塗料で中塗り・上塗りと2回の塗装を実施します。塗膜が二層構造となることで色の深みと艶を均一に整え、強固な塗膜により塗料の性能が最大限発揮される寿命の屋根塗装が完成します。
外壁目地 施工
コーキング撤去・目地清掃・マスキング


既存の劣化したコーキング材を丁寧に撤去し、目地をまっさらな状態に戻す工程です。古いシールが残ると新しい材料が密着しにくく、剥離や隙間の原因になるため撤去後の清掃も丁寧に行います。古いコーキングを撤去した後、新しいコーキング材をきれいに仕上げるため、目地の両側にマスキングテープを貼ります。その後マスキングテープを貼っていきます。マスキングは、コーキング材が外壁にはみ出したり、余計な部分に付着したりするのを防ぐための工程です。目地に沿ってまっすぐ、隙間ができないよう丁寧に貼り付けていきます。仕上がりの美しさは、コーキング材を打つ技術だけでなく、この下準備にも左右されます。細かな部分まで確認しながら、次のコーキング充填作業へ進みます。
プライマー塗布・シーリング充填・ヘラ均し


目地にプライマーを塗布します。プライマーはコーキング材がしっかり密着するよう接着材のような役割を果たします。プライマーが均一に行き渡るよう刷毛で丁寧に塗っていきます。次にコーキング材を充填していきます。空洞ができると施工不良につながるため、目地の奥から表面までしっかり材料が行き渡るよう確認しながら慎重に作業します。さらにヘラで押さえ、目地全体に密着させながら表面を滑らかに整えていきます。表面のラインが滑らかになることで防水性が高まり見た目も美しくなります。
外壁塗装 施工
下塗り

まずは下塗りです。表面が濡れたように見えるまで下塗り剤をしっかりとしみ込ませ、上塗り材の吸収を防止します。下塗り乾燥後、中塗り・上塗りと、仕上げ塗料を2度重ねていきます。今回下塗りに使用した『エポパワーシーラー』は、水溶性の樹脂で構成された下塗り材で、非常に小さなマイクロ樹脂が下地の奥まで浸透しやすい設計になっています。エポキシ成分により、樹脂と下地、樹脂同士の付着力を向上させ、より強固な塗装の土台を作ることが出来ます。このように下地処理を確実に行うことが、この後に塗装する上塗り材の寿命を大きく左右します。
中塗り


下塗り乾燥後、中塗りを行います。中塗りは下塗りで整えた外壁に仕上げ塗料を塗り雨風や紫外線から建物を守るための中間層を形成します。色の密度を整え、仕上げのために最適な状態にしていきます。中塗り乾燥後、上塗りを行います。最終的な色合いや質感をつくるために仕上げ塗料を均一に塗装し、美観と耐候性を兼ね備えた外壁へ仕上げていきます。
上塗り



今回、外壁のアクセントのとなる茶色部分の上塗りは、アステックペイント社の『グラナートSP』で塗装を行います。この塗料は「水性形一液外壁用多彩模様シリコン系上塗材」で、難しい名前ですが、要は、専用の中塗り剤(ミドルコート)と、複数の色のランダムなサイズのチップが入った塗料を吹き付けて塗装を行うことにより、天然石のような立体感・深みのある外壁に仕上げることが出来る塗料です。アクリルシリコン樹脂を使用しており、アステックペイント社の促進耐候性試験では、15年経過相当後も光沢保持率80%以上を保持することが確認されています。また、一般的な意匠系塗材と比較して軽量なため、建物への負担を抑えやすいという特徴もあります。
軒天塗装 施工
上塗り1回目・2回目


外壁よりも外側に突き出した部分を『軒』といい『軒天』とは軒の裏側にあたる部分を指します。この小さな穴が等間隔に並んだ板状の建材は軒天有孔ボードです。特徴は、通気性を確保するために無数の小さな穴が空いていることで、この通気性が軒下の換気を促し、結露やカビの発生を防いでいます。軒天は基本的に2度の上塗りで仕上げていきます。
付帯部 換気フード (鉄部) 施工
鉄部ケレン作業・錆止め


金属部の塗装はまずケレン作業から始まります。ケレン作業では塗装部の表面に付いた錆や汚れを、サンドペーパー等を使い手作業で丁寧に落として行きます。ケレンで塗装面の下地を整えたら、錆止めを塗装します。鉄部から錆だれが起きてしまうとお家の美観が大きく損なわれるため、防止するための処理をしっかりと行います。
上塗り1回目・2回目


下地処理を終えた付帯部は、2回の上塗りで仕上げます。1回目は仕上げ塗料をしっかりと乗せ、付帯部全体を覆います。塗り残しが出やすい端部や継ぎ目も丁寧に施工し、耐久性の高い塗装へと仕上げていきます。
付帯部塗装の最終工程として2回目を行い、塗膜性能を最大限に引き出します。二重の塗膜構造により、防水性と耐久性が向上します。以降の付帯部も同様に作業を進めていきます。
付帯部 鼻隠し・横樋 施工
上塗り1回目・2回目


鉄部以外の付帯部は2回の上塗りで仕上げていきます。上塗り1回目では、仕上げ塗料をしっかりと乗せ、仕上げとなる上塗り2回目では、塗りムラのない美しい外観を目指して丁寧に施工します。塗膜の厚みが十分に確保され、雨風や紫外線からしっかり保護します。







